日本語版WUFI Seminar2014 Osaka開催について

非定常熱湿気同時移動解析プログラム“WUFI(ヴーフィ)”日本語版・実践セミナーを大阪で開催いたします。

非定常熱湿気同時移動解析プログラム“WUFI”が日本語になりました。
http://www.wufi.jp/2014/05/23/blog-entry-9/

日本語版の販売、バージョンアップを記念して日本人による日本語版WUFIセミナーを開催いたします。

英語版WUFIを購入されている方だけでなく、未体験の方でも1日で日本語版WUFIを動かして設計・施工・販売建物の計算ができるようになります。

WUFI Semuinar2014 Tokyoの模様

WUFI Semuinar2014 Tokyoの模様

WUFI Semuinar2014 Sapporoの模様

WUFI Semuinar2014 Sapporoの模様

WUFI Seminar2014 Osaka【1日目】

◆主  催 有限会社 イーアイ(EI,Ltd.)
◆後  援 特定非営利活動法人 外断熱推進会議
◆日  時 8月25日(月) 09:30開場 10:00開始 16:30閉会
WUFIを1日でマスターするためのセミナー WUFI Basis-Seminar
◆講  師 芝池英樹(京都工芸繊維大学大学院准教授工学博士)/脇 日出海(同大学院)
◆目  的 日本語版WUFIの使用にあたり必要な操作方法を解説・指導
◆会  場 エル・おおさか(大阪府立労働センター)5F-504会議室
〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
(地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m)
◆定  員 30名(限定 先着順)

内容(各自ノートパソコン持参)

10 : 00 WUFIのインストール
10 : 20 WUFIの入力について
熱湿気シミュレーションの基本事項と適用範囲
境界条件、気象条件、初期条件
熱湿気シミュレーションの結果の見方と評価
12 : 00 ~
昼 休
13 : 00 ~ WUFIの使い方
・実習:木造軸組工法の外壁/Ⅳ地域仕様
休憩(10分)
・実習:木造軸組工法の屋根と床/Ⅳ地域仕様
16 : 00 ~
質疑応答
16 : 30 終 了

 

WUFI Seminar2014 Osaka【2日目】

◆主  催 有限会社 イーアイ(EI,Ltd.)
◆後  援 特定非営利活動法人 外断熱推進会議
◆日  時 8月26日(火) 09:30開場 10:00開始 16:30閉会
WUFIの実践セミナー WUFI Update-Seminar
◆講  師 芝池英樹(京都工芸繊維大学大学院准教授工学博士)/脇 日出海(同大学院)
◆目  的 日本語版WUFIを実践的に使いこなすための操作や分析の方法を伝える
◆会  場 ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター)4F中会議室2
〒540-0008 大阪市中央区大手前1丁目3番49号 ドーンセンター
(地下鉄谷町線「天満橋」駅下車。1 番出口より東へ約350m)
◆定  員 20名(限定 先着順)

内容(各自ノートパソコン持参)

10 : 00 開会
10 : 10 受講者の要望に合わせた計算
11 : 00 熱と湿気に関する物性データ
12 : 00 ~
昼 休
13 : 00 ~ WUFIの様々な活用
建材データの編集/気象データの編集ほか
休憩(10分)
WUFIの様々なプログラム(Plus、Passiveなど)
16 : 00 ~
質疑応答
16 : 30 終 了

*セミナー内容、時間等については変更される場合もございます

セミナー会場までのアクセスについて
Osakamap

参加希望日と費用
*早割(8/15迄ご入金)/複数割(同一企業で2名以上の参加の場合)

1日目:2014/8/25(月)WUFI Basis-Seminar   20,000円(税込)
1日目:2014/8/25(月)早割(8/15迄)/複数割   15,000円(税込)
2日目:2014/8/26(火)WUFI Update-Seminar   30,000円(税込)
2日目:2014/8/26(火)早割(8/15迄)/複数割   25,000円(税込)
2日間参加   40,000円(税込)    2日間参加 早割   35,000円(税込)

*早割は8月15日迄にご入金戴いた方が対象です。

参加申込みは下記から
WUFI Seminar2014 大阪 受講申込書.pdf

 

◆(参考)

熱湿気シミュレーションWUFIは、建築物理的に重要な要因がくまなく考慮される物理モデルを使って、実際的な熱と湿気性状を把握することができるので、Glaser法の限界を補うことができます。また、Glaser法を指定しているDIN 4108-3でも、2001年の改定からは、Glaser法による判定ができない構造については、熱湿気シミュレーションをすることを推奨しています。当時、シミュレーションは真新しいものでしたが、今となっては、ヨーロッパ規格であるDIN EN 15026(2007)でも規定され、ますます広く使われています。

熱湿気シミュレーションでは、Glaser法による湿気の流出入だけではなく、次のような要因や周辺環境が考慮されます。

 ・ 雨水の吸収と液体としての水分の輸送

 ・ 保湿性能および施工時に含まれる湿気

 ・ 蓄熱性能

 ・ 湿気が断熱性能に与える影響

 ・ 調湿性のある防湿シート

 ・ 氷結および蒸発

 ・ 日射による温度上昇

 ・ 長波長放射による放射冷却と結露の発生

信頼できる計算結果を得るためには、ふさわしい建材データが必要です。シミュレーションに使う建材データには、Glaser法に必要なデータの他に、含水率曲線(相対湿度と含水率の関係)、液水輸送係数、熱伝導率や透湿抵抗係数の温度依存性に関する情報が必要です。湿気による害は、一日の間の外気条件の変化によってもたらされる場合もあるので(図1)、通常は1時 間間隔の、計算する地域の気象データが必要です。気象データには、検証するテーマに合わせて、温度と相対湿度の他に、日射、風、降水量、大気放射のデータ がそろっている必要があります。室内気候には、測定データや部屋の使用状況を反映する室内気候モデル、または設計値を与えます。

「熱・湿気シミュレーション-防湿計画と湿気による被害評価のための使い方」より(一部翻訳)

原著:Daniel Zirkelbach 翻訳、加筆:田中絵梨

Fraunhofer Institut for Buildingphysiks(フラウンホーファー建築物理研究所)